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「長時間労働に追われる毎日、何とか改善したい」
「もう少し家族との時間がほしい」
今の働き方や生き方を改善したくて「ワークライフバランス」と調べた方もいるのではないでしょうか。
今回は、ワークライフバランスについて説明しつつ、豊かな人生を送るためのヒントをキャリアコンサルタントの視点からお伝えします。
この記事を読むと、よりよい人生を歩むための第一歩に向けた準備を進められるでしょう。
ワークライフバランスとは?
ワークライフバランスとは?
内閣府の男女共同参画会議が2007年に公表した資料に、ワークライフバランスの定義が書かれています。
「ワーク・ライフ・バランス」とは、老若男女誰もが、仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など、様々な活動について、自ら希望するバランスで展開できる状態である。このことは、「仕事の充実」と「仕事以外の生活の充実」の好循環をもたらし、多様性に富んだ活力ある社会を創出する基盤として極めて重要である。
今のライフステージに合わせて、仕事と仕事以外のバランスを見直すことで、心身の健康を保てるようになり、ストレスの軽減にもつながります。
また、家庭やプライベートの時間を大切にすることで、家族や友人との絆が深まり、人間関係の質も向上します。
バランスの取れた生活の積み重ねが、長期的に見たとき、人生全般を豊かにする基盤になるのです。
ワークライフバランスは時間配分の変更ではなく、自分らしい人生の過程
ワークライフバランスを実現する方法は、長時間労働をなくし、プライベートの時間を増やすことだけに限りません。
今のライフキャリアをベースに、自分自身の考えや価値観に基づいてどのようにキャリアを築いていきたいかが重要です。
自己分析を行い、自分の強みや弱みを理解したうえで、自分にとって何が重要かを見つけ、優先順位をつけることで、より自分らしいキャリアを歩むことができます。キャリアの方向性を設定し、日々の生活の中で実践していくことが求められます。
自分の価値観を反映した働き方を実現することで、仕事に対するモチベーションが高まり、結果としてより充実した毎日を送ることができるのです。この視点は、ワークキャリアの持続可能な成長にも繋がり、仕事の質を向上させます。
キャリアの選択は個人の幸福度を高め、生活全般においてもプラスの影響を与えることができるのです。
キャリア理論が示す、人生における役割と満足度の関係
ワークライフバランスを考えるうえで参考になるのが、キャリア理論家のスーパーが提唱した人生の役割でキャリアを捉える考え方です。この理論は「ライフキャリア・レインボー」と呼ばれています。
「人は生涯を通じて発達する」という考え方がベースにあり、キャリアとは職業だけにあらず、家庭、社会活動、趣味などさまざまな役割を果たすことで形成されるという考え方です。
さまざまな役割が影響し合うことで成長でき、ひいては社会全体の幸福度の向上にも寄与します。複数の役割が互いによい影響を及ぼすことは「ポジティブ・スピルオーバー」とも呼ばれます。
今の自分はどのような役割を担っていて、役割それぞれにどの程度満足しているのか。棚卸しをすることも、自分らしい生き方を展望する出発点になるでしょう。
キャリアコンサルタントがおすすめする、仕事も人生も充実させるための取り組み3選
価値観と生活上の優先順位をツールで可視化
自分の価値観や優先順位を明確にするためには、これまでの経験を振り返り、何が自分にとって最も重要であったかを考えることが重要です。これにより、どのような働き方が自分に合っているかを見つけやすくなります。
例えば、今の自分が担っている役割と5年後について、簡単な表を使って考えてみるのもよいかもしれません。
役割 | 現在の割合 | 5年後に実現したい割合 | 感想や5年後に向けて考えたいこと |
---|---|---|---|
仕事 | % | % | |
学習 | % | % | |
趣味・余暇 | % | % | |
配偶者 | % | % | |
親 | % | % | |
子ども | % | % | |
市民 | % | % | |
その他 | % | % | |
合計 | 100% | 100% |
例 健康不安を感じてワークライフバランスに関心を持っている40歳会社員の回答例
役割 | 現在の割合 | 5年後に実現したい割合 | 感想や5年後に向けて考えたいこと |
---|---|---|---|
仕事 | 70% | 30% | 健康を優先し、働き方を規制したい。適切な休暇と仕事のバランスをとる |
学習 | 5% | 10% | 興味のある分野やスキル向上に時間を割きたい |
趣味・余暇 | 10% | 15% | 家族や友人との時間や趣味に没頭する時間を増やしたい |
配偶者 | 10% | 15% | 改めて感謝を伝える時間を増やす |
親 | 10% | 10% | 引き続き健康に気遣う |
子ども | 20% | 15% | 子どもの自立を促し、自分も他の役割に時間を割けるようにしたい |
市民 | 5% | 5% | 地域コミュニティにもう少し参加したい |
合計 | 100% | 100% |
このように今担っている役割とその割合、今後実現したいことを書き出してみると、より明確なビジョンが見えてくるでしょう。書き出しながら気づいた自分の考えや価値観を再確認することも重要です。
その価値観に基づいて、日常の選択や行動を見直すことで、より自分らしい生き方を実現することが可能になります。
キャリアを重ねるうえで自分が成長できる職場か見きわめる
ビジネスパーソンであれば、自分の成長を支えてくれる職場環境を選ぶことは重要です。長期的なキャリア形成には、自分に合った職場環境を見極めることも大事なことのひとつです。
企業の理念や社風、成長支援制度を確認し、自分のキャリアビジョンと合致しているかを考慮しましょう。また、同僚や上司とのコミュニケーションが円滑であることも、成長に大きく影響します。
職場環境の選択は、単なる勤務地の選択を超えて、個人の成長を促進する重要な要素です。自分が挑戦できる環境を選ぶことで、日々の仕事に対するモチベーションが高まり、結果として、より充実したキャリアを築くことができます。
職場は個人の成長を支える場であり、その選択は生涯にわたるキャリアの質を左右します。
キャリアコンサルタントや信頼のおける人に話してみる
ツールで書き出したり、キャリア関連の記事を読んだりしながら、一人でキャリアや人生について考えていると、どうしても視野が狭くなったり、悩みを抱え込んでしまったりすることがあります。
そんなときは、キャリアコンサルタントや信頼できる人に話してみるのがおすすめです。
キャリアコンサルタントは、あなたの価値観や強みを引き出し、今後のキャリアの方向性を一緒に整理し伴走する専門家です。
いきなりキャリアコンサルタントに相談するのはハードルが高いと思う場合は、家族や友人、職場の先輩など、信頼のおける人に話すことで、自分では気づかなかった選択肢や新しい視点を得られることもあります。
話すことで考えが整理され、次の一歩を踏み出しやすくなることも多いので、「まだ何も決まっていないから相談するのは早いかも」と思わずに、気軽に対話を始めてみるのがよいでしょう。
ワークライフバランスについてのまとめ
最後に、ワークライフバランスについてまとめました。
- ワークライフバランスとは、様々な活動について自ら希望するバランスで展開できる状態
- 時間配分の変更ではなく、自分らしい人生の過程
- キャリアはさまざまな役割が影響し合って作られていく
- ツールを使って生活上の優先順位を可視化してみるのも有効
- キャリアコンサルタントや信頼のおける人に話してみるのもよい