キャリアコンサルタント養成講習 GCDF-Japan
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キャリアコンサルタント養成講習を通学で受けるか、あるいはオンラインで受けるか決められずに悩んでいる方もいらっしゃると思います。
今回は、キャリアコンサルタント養成講習をオンラインで受講するメリットとその注意点について、キャリアコンサルタントの視点からご説明します。
この記事を読むと、キャリアコンサルタント養成講習をオンラインで受講すべきかどうか判断することができるでしょう。
キャリアコンサルタント養成講習とは
キャリアコンサルタント養成講習とは、キャリアコンサルタントになりたい方がキャリアコンサルティングの基礎的な知識やスキルを身につけるための講習で、厚生労働大臣により認定されているものです。キャリアコンサルタント養成講習を修了すると、キャリアコンサルタント国家試験の受験条件を満たすことができます。
キャリアコンサルタント講習検索サイトによると24講習が認定を受けており、うち19講習が「オンラインでも実施あり」とされています。(2024年4月現在)
キャリアコンサルタント養成講習の受講対象とカリキュラム
キャリアコンサルタント養成講習の受講対象は特にありませんので、キャリア支援に興味をお持ちの方であればどなたでも受講できます。
キャリアコンサルタント養成講習「GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム」は、社会人経験が3年以上ある方を想定してプログラムを開発しています。以下の図は、GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラムのカリキュラムです。
対面とオンライン、どちらで受講すべきか
キャリアコンサルタント養成講習の受講を検討している方から「対面とオンライン、どちらで受けるのがよいですか?」とご質問をいただくことがあります。
おそらく、さまざまな観点で検討した上で決められると思いますが、オンラインで学ぶメリットと注意点について次から詳しく説明します。
オンラインで学ぶメリットは
まず、オンラインで学ぶメリットについてご説明します。
通学時間がかからない
1つ目のメリットは、通学時間がかからないことです。
自宅で、長時間学習できる環境を確保でき、パソコンや通信などの準備が整えられれば、すぐに受講を始められます。
居住地域に関わらず受講できる
居住地域に関わらず、受講できることもオンラインのメリットの一つです。
コロナ禍以前は、オンラインによる養成講習は実施されていなかったため、養成講習が実施されていない地域では受講すること自体かなわないこともありました。
今では、セミナールームへ足を運ばなくても、オンラインで質の高い養成講習を受講できるようになり、メリットのひとつと考えます。
カウンセリングの練習時、応答に集中できる
これは筆者自身が、オンライン研修を受講した時に感じたメリットです。
キャリアコンサルタント養成講習は15人程度で行います。
通学の場合は、同じセミナールームの中にいくつかのグループを作り、ロールプレイングを行います。つまり、開始した途端、複数の人が一斉に話しはじめるということです。なるべく座る位置を離してみても、どうしても周りの声が聞こえ、状況が見え、たまに練習に集中しづらく感じることもありました。
オンラインの場合は、ブレイクアウトセッションを使うため、自分と相談者役の応答だけに集中できます。GCDFなら、オンラインの場合でも講師が各ブレイクアウトセッションを回って指導しますので、その点も安心です。
オンラインで学ぶ際の注意点は
一方で、オンラインで学ぶ際に注意しておきたいことについても説明します。
キャリアコンサルタント国家試験は対面で行われる
キャリアコンサルタント国家試験の実技試験は、試験会場に足を運び、目の前にいる相談者役と面接するものです。
可能であれば、試験本番の前に、対面でのロールプレイングを経験しておくことがおすすめです。
学習環境を整える必要がある
GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラムは、各回9:30から18:30までです。途中で何度か休憩を挟むものの長丁場となります。
自宅などで講義を受ける場合、パソコンなどのデバイスや、長時間安定して使える通信環境を整える準備は必要になります。
また、静かで集中できる環境を整えた上で、情報保護の観点から画面や音声の情報が漏れにくいなどの配慮も行いましょう。
オンラインではノンバーバル情報が限られる
キャリアコンサルタント国家試験が対面で行われるの章と重なりますが、オンラインで面接する場合、可視できる相談者の情報は限られています。また、通信を経由していますので、声のニュアンスや顔色などの微細な情報は届きにくくなります。
オンライン画面上の相談者役を見ながら応答することに慣れていると、対面では、身振り手振りや姿勢、動き、微細な表情の動きや声のトーンなど、オンライン上では知り得なかった非言語の情報が増えるので、少し戸惑うこともあるかもしれません。
相談者役と対面で練習する機会を設けて、オンライン画面では見切れていたり、気付けなかったりした情報を認知しながら面接を進める経験をしておくとよいでしょう。
クラスメイトとの交流が限られる
オンラインで講義を受けると、休憩時間になったら画面も音声もミュートというのが通常で、対面ならできる休憩時間の雑談や隣にいるクラスメイトにちょっと確認するなどはどうしてもしづらいものです。
GCDFでは休憩時間もミーティングにつなげたままにしていますので、少し勇気を出して話しかけてみたり、Facebook グループなどのSNSに投稿したりすることで、交流することもできます。
カウンセリングの練習をしていると、思ったり感じたりしたことを共有したくなることがよくあります。クラスメイトに積極的に声をかけたり、情報交換をしたりしてみることによって、学習理解が深まったり、仲間との関係性が深められたりするのでおすすめです。
GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラムでキャリアコンサルタントを取得する
GCDFは、キャリア支援の実務者向けに作られたアメリカ発祥のプログラムで、第一線で活躍する講師から支援現場で本当に役立つカウンセリングスキルを学ぶことができます。
GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラムを受講して、キャリアコンサルタント資格取得を目指してみませんか。
オンラインコースは年間15本以上
キャリアコンサルタント養成講習 GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラムは、年3回のキャリアコンサルタント国家試験に合わせてコースを開講しています。開講コースの約半数はオンラインコースです。
コロナ禍以降に根付いたオンラインコースですが、今では全国各地から受講していただいています。対面ではなかなか出会えない場所の方と出会い、一緒に学ぶことでさらに見識を広げられます。
通学とオンラインでは、学習効果や合格率が違うのか
通学とオンラインでの学習効果や合格率の違いについては、ほぼ変わらないという調査結果が出ています(GCDF事務局調べ)。
対面とオンライン、どちらで受講しようか悩んでいらっしゃる場合は、ご自身の時間都合や通いやすさ、学習スタイルなどにあった方式を選んで受講されるとよいと思います。
学習スタイルの違いで補足しますと、周りに仲間がいた方が頑張れるという方には通学が、1人でじっくり復習をしながら着実に学ぶほうが合っているという方には、オンラインがおすすめです。
GCDF-Japan資格の同時取得可能、US資格も目指せる
GCDFは、アメリカで始められたキャリア支援者向けの実務者向けのトレーニングプログラムと資格です。
今では日本をはじめ、北米、アジア、ヨーロッパ など14か国・地域で展開され、資格者は現在41か国で活躍中です。(2024年4月現在)
日本では2001年からGCDF-Japanが始まりました。
2024年4月からは、GCDF-Japan資格者が指定されたオンデマンドプログラムをトレーニングを受講するなどの指定要件を満たすことで、アメリカのキャリア支援者向けの資格であるGCDF-US資格を取得できるようになりました。
GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラムを受講することで、キャリアコンサルタント、GCDF-Japan、さらにGCDF-USの3つの資格を目指すことができます。
充実の学習ラインアップ
GCDF-Japanを運営している特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会は、キャリアコンサルタント養成講習に加え、キャリアコンサルタント向け更新講習、指導者養成なども行うキャリアコンサルティングの専業機関です。
資格取得後もキャリア支援者に不可欠な学習の機会を多く提供しています。
GCDF-Japanで学ぶことでキャリアコンサルティングの基礎力を身につけ、その後指導者までの ステップアップを目指すということも可能です。指導者養成に関しては、筑波大学や慶應義塾大学とも連携し、質の高い指導者を輩出することに注力しています。
オンラインでGCDFを受講した方の感想・口コミ
GCDFオンラインコース受講者の声を、一部ご紹介します。
- オンライン受講は疲れやすいのが難点だと思っていましたが、GCDFは楽しく、集中力も途切れることなく、良い意味で毎回の達成感もあり、とても満足しています。同僚にも勧めたいと思いました。
- カウンセリングはクライアント役と行い、評価をしていただけるのが、大変学びになりました。さらに、オンラインでも理解を促すワークを多めに取り入れてくださったのもよかったです。
- オンラインコースでしたが、講師やクラスのメンバーに恵まれて、楽しく刺激をもらえました。年齢や性別、キャリアの違いのある多様性のあるメンバーと学べたことが、一番の収穫でした。
Googleのクチコミも、よろしければ参考になさってください。
Google 特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会のクチコミ
まとめ
最後に、キャリアコンサルタント養成講習をオンラインで受講することについてまとめました。
- オンラインコースと通学コース、どちらにもメリットがある
- オンラインの学習環境を整備できれば、集中して受講することが可能
- 国家試験の面接試験はオフラインで行われるため、事前に慣れておいた方が安心