キャリアコンサルタントにとっての学び
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キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタントが学ぶ意義
人口減少社会の到来を受けて、国の労働行政は大きな転換点を迎えつつあります。生産性向上を旗印に、労働者の「働き方改革と職業能力開発」が、とりわけ重要な政策課題と位置づけられました。そして、新たに名称独占国家資格となったキャリアコンサルタントには、働く人々の主体的なキャリア形成を支援する専門家としての、かつてない大きな期待が寄せられています。
期待が高まるほどに、キャリアコンサルタントには一層の社会的責任が求められることは言うまでもありません。そして最も重要な責務は、多様化するクライアントの高度化する相談内容に応えられるようキャリアコンサルティング/キャリアカウンセリングの技能を高め続けることです。そのためには、知識やテクニックをブラッシュアップするだけにとどまらず、常に根本に立ち返り、クライアントに向かい合う姿勢を含めた技能の本質を学ぶことによって、自らの資質を磨き、高め続けていく学習の継続が必要であると、私たちは考えます。
キャリアコンサルタント10万人計画(平成36年度末までの目標)の通り、行政の強い後押しのもとに、これから国家資格者数の増加は急ピッチで加速していくことでしょう。多くの国家資格者がデビューしていく中で、クライアント、企業や学校、そして社会からの期待に応え続けることができる、真に有能な専門家のことを、私たちは「プロとしてのキャリアカウンセラー」と位置付けています。
私たちは、キャリアカウンセリング協会設立の当初から「プロとしてのキャリアカウンセラー」養成を活動目的に掲げ、標準レベルの養成講座から指導レベルのスーパーバイザー養成講座まで、一貫した学習体系を構築してまいりました。国家資格取得直後から、技能検定2級、1級、そしてさらにその上を目指すレベルまで、学習者の経験、課題、学習段階に応じて多様なメニューから講座を選択していただけると同時に、ステップを踏んで計画的に高いレベルを目指すことが可能です。
学習体系図を是非ご覧ください。 CCAの学び体系
キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタントの資格を取得されてから間もない方もベテランの方も、過去いろいろな勉強を重ね、経験を蓄積されてきたことでしょう。これまでに積み上げた実力を減衰させることなく、さらなる高みを目指して、どんなクライアントのどのような相談であっても、働く人々が安心、信頼して相談することができる本当の力を磨いていきましょう。
私たちキャリアカウンセリング協会は、キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタントが真のプロを目指して成長できるよう全力でサポートさせていただきます。
GCDFと国家資格の更新要件比較
GCDF-Japan資格更新 | 国家資格キャリアコンサルタントの登録の更新 | |
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学習目的 | キャリアカウンセラー資格取得後も、面接技術の維持や向上を目的に、「知識」「技能」の学習を継続的に行う。 | 時間の経過による知識・技能の減衰・陳腐化を補うとともに、最新制度等を反映したブラッシュアップによる試験合格時の水準を担保する。 |
学習対象 | GCDF-Japanの12のコンピテンシー及びストレスマネジメントとメンタルヘルス、ファイナンシャルプランニングの分野 いずれかに該当するもの 学習や指導を自分自身が「受ける」、input形式のもの |
厚生労働大臣が指定する更新講習 |
更新期間 | 3年 | 5年 |
学習時間 | 45時間 | A. 知識の維持を図るための講習につき8時間 B. 技能の維持を図るための講習につき30時間 技能検定キャリアコンサルティング職種1級に合格したキャリアコンサルタントからキャリアコンサルティングの実務に関する指導を受けた時間又はキャリアコンサルティングの実務に従事した時間については、10時間以内に限り上記Bの講習を受けたこととみなされます。 |
詳細 | GCDF-Japanキャリアカウンセラー継続学習について | 厚生労働省ホームページ 更新講習の受講について |