国家資格キャリアコンサルタント更新講習・GCDF-Japan継続学習

人生100年時代。働く期間は長期化し、一方で会社の寿命、仕事の寿命は短期化します。多くの人が未知の仕事へのトランジションを何度も経験し、仕事や働き方の変化を繰り返すマルチサイクル・キャリアを歩むことになります。人生の中でいくつもの仕事・会社と付き合っていくためには、自分のキャリアを会社に委ねるのではなく、自分で考えて行動するキャリアオーナーシップを持たなければなりません。同時に、キャリア支援者であるキャリアコンサルタントは、クライアントが「イキイキ」と生きていくための新たなツール・技法を学ぶ必要があります。
本講座はリクルートワークス研究所が行った1214人に及ぶ実証研究とキャリアカウンセリング協会のコラボレーションによって開発されたマルチサイクル・デザインのためのツールを自らを題材にして味わいながら、これをキャリアコンサルティングの現場で有効に活用するためのポイントを、受講者同士で体験的に学びます。

マルチサイクル・デザインツールとは
リクルートワークス研究所が行った1,214人に及ぶ実証研究とキャリアカウンセリング協会のコラボレーションによって開発された、マルチサイクル・デザインのためのツールです。
リクルートワークス研究所 マルチサイクル・デザイン読本
ワークシート見本[PDF]

プログラム内容

学べること

人生100年時代のライフキャリアにオーナーシップを持つことを目的に新たに開発されたマルチサイクル・デザインツール。その体験的理解と活用のポイントを学びます。
キャリアコンサルティングでよく使われるライフラインチャートが「プラス」「マイナス」軸でキャリア曲線を描くのに対して、マルチサイクル・デザインシートでは「広げる」「深める」の軸でキャリア曲線を描きます。そして人生の転機に影響を与えた要因を多面的に分析することで、過去の振返りを通しての自己理解だけでなく、未来に向けてどのような「学び」を選択するかを考えることができるようになります。
本講習を修了した方は、このツールをご自身なりに工夫、応用、修正して、ご自身のキャリア支援によりフィットした形で自由に活用することが可能です。

講習での学び方

事前課題でご自身の「変化の履歴」を振り返っていただきます。当日、グループワークを通じた自己理解を体験しながら、当ツールの理解と実践方法を学びます。

■事前課題の内容（2時間）
①自分についてこれまでの歩みを振り返りワークシートに記入する
　ワークシート見本[PDF]
②マルチサイクル・デザイン読本のケースを３事例以上読む
　リクルートワークス研究所 マルチサイクル・デザイン読本

※【基礎編】の本講習（9h)と、【実践編】（9h）をシリーズで受講することで、幾つかの支援現場を想定、場面に適したツールの活用方法についての理解をさらに深めることができます。
【CCA】マルチサイクル・デザインツールを活用した技能講習（実践編）

講師の特長

キャリアカウンセリング協会 認定トレーナーが登壇します。

受講者の声

これまで受講した方のうち、99.7%の方が「役に立った」と回答されています。

• 事前課題・グループワークを通して、自分のキャリアに対する理解を深めることができ、フィードバックを通じて自信を持つことができた。テキストや先生の説明がとてもわかりやすく、理解しやすかった。転機などのキャリアの支援に必要な要素をこのワークを通じて、関連付けて理解することができた。
• 自分自身への気づきに加え、キャリアコンサルタントとして毎日クライアントに向き合うにあたって意識する観点を理解できました。また、世代や経験の違うメンバーの方とお話しできたこと自体に大きな意味がありました。（昨今コロナもありなかなかそうした機会が取れないため）
• オンライン研修の良さとも言えますが、広地域の方と意見交換ができたこと、グループワークのメンバーに恵まれ、温かく的確なフィードバックをいただき、「より深く視る」「その人をそのまま受け止める」ということの大切さをあらためて体験することができました。

こんな方におすすめ

人生100年時代のマルチサイクル型のキャリアデザインを支援したい方に、ぜひ身に着けていただきたいツールと活用スキルです。

• キャリアコンサルタント初心者OK
• 中高年のキャリアチェンジ支援
• 退職後のキャリア支援
• トランジション（転職・異動・ライフイベント等）への対処支援

開催概要

開催日程

• 規約

⚠ お申込みの前に必ずご確認ください
① 当講習は資料の事前ダウンロードが必要です。
　資料ダウンロードの詳細は開講3日前にメールでお知らせいたします。CCA学習マイページ上でも同じ内容をご確認いただけます。
② 事前課題が更新講習の学習時間に含まれる場合は、講習開始前に取り組んでいることが必須となります。
講習開始時に①②がお済みでない方は、受講をお断りします。また、修了証の発行および受講料のご返金もできませんので、十分ご注意ください。