国家資格キャリアコンサルタント更新講習・GCDF-Japan継続学習

慶應義塾大学名誉教授 花田光世先生によるキャリアカウンセリング協会特別セミナーは、今年で19回目を迎えました。
企業戦略や組織・人事システムと自律型キャリアデザインシステムの融合との相互補完活動を担い、従来にない組織内プロフェッショナルの役割を提唱している花田先生。厚生労働省「キャリアコンサルタント登録制度等に関する検討会」や「セルフ・キャリアドック導入支援事業推進委員会」の座長も歴任されています。

ビジネス環境の急激な変化や働き方の多様化など、企業を取り巻く環境が変化している中、個人のキャリア自律支援とともに組織全体の活性化を目指す「組織内プロフェッショナル」としてのキャリアコンサルタントに、社会からの期待はますます大きくなっています。 経営戦略と連動した人材戦略を構築し、企業の持続的な成長につなげる「人的資本経営」への関心も更に高まりを見せています。 我々キャリアコンサルタントは、人的資本経営に対応してどのような新しい活動を担っていくことになるのでしょうか。
キャリアコンサルタントの今、そしてこれからについて共に学ぶ90分です。

◆花田先生メッセージ　「CCA特別セミナー開催に寄せて」
2023年、企業には人的資本経営の一環として、人的資産形成に向けた対応活動を指標化しそれを公開することが求められています。
各社は様々な対応を図ろうとされておられますが、従来型の人事指標や、HRテクベンダーから提起された人事指標の丸のみに走るケースも散見されています。
私は「指標」作りにはキャリア自律支援のトータルな活動が不可欠であり、そのためセルフ・キャリアドック活動の展開が重要と考えています。キャリアコンサルタントの新たな活動としての人的資本経営への対応を皆様と検討できればと考える次第です。

ウェビナー受講者の声

受講者から寄せられた感想を、一部ご紹介します。

• 人的資本経営の一環として、人的資産形成に向けた対応活動の指標化が求められているのを実感しました。
  「指標」作りにキャリアコンサルティングが重要であること、そして自律支援のトータルな活動が不可欠であり、そのためセルフ・キャリアドック活動が重要であることが理解できた。また、キャリアコンサルタントの社内での取り組み方を考えさせられた。
• キャリアアドバイザーとして、セルフ・キャリアドックとトレンドのトピックである「人的資本経営」の関係論が整理され、意義深いセミナーでした。
• セルフ・キャリアドックの現状と経営者の捉え方、そして人的資本経営の関係性や課題が、花田先生の見方を通じてクリアになった。ウェルビーイングは（人的資本経営の実現に向けた）入口や通過点でしかなく、それが目標ではないこと、また普通についての認識と組織として考える示唆を頂いた。多くの経営者に花田先生の話を聴いて欲しい。
• （人的資産形成に向けた対応活動の指標のひとつとしての）エンゲージメントの指標作りにキャリアコンサルタントが介入していく重要性について改めて考えさせられました。今回の時間だけでは足らないくらい内容が濃く大変勉強になりました。ありがとうございました。
• 今回恥ずかしながら、初めて花田先生の講義を拝聴いたしましたが、非常に感銘を受けました。キャリアコンサルタントの本質を熱意をもって話してくださったことを感謝申し上げます。

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