国家資格キャリアコンサルタント更新講習・GCDF-Japan継続学習

• 旭化成株式会社
  人事部 人財・組織開発室
  課長　三木祐史氏
• 旭化成株式会社
  人事部 人財・組織開発室
  梅崎祐二郎氏
• リクルートワークス研究所
  主任研究員　古屋星斗氏

この数年、労働時間の上限規制(働き方改革関連法、2019年)やパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法、2020年)といった職場環境改善につながる法制度が次々に施行されています。
あわせて積極的な職場情報の開示(若者雇用促進法、2015年)や人的資本の情報開示(企業内容等の開示に関する内閣府令、2023年)といった実態開示に対する社会的な要請を受けて、企業の「人への投資」に拍車がかかっている状況です。

働く人を取り巻く職場環境が良くなること自体は歓迎すべきことですが、他方で大手企業の入職3年未満の新入社員の離職率は、2009年卒20.5%から2017年卒26.5%へと上昇しています。(厚生労働省調査)

本セミナーでは「ゆるい職場」と「若手の離職率」の関係性や、若手育成課題への対処のヒントを、識者の解説と実際のケースを通して学びました。
ケース紹介ゲストとして、旭化成株式会社人事部の三木さんと梅崎さんをお招きして、同社で2023年の新入社員向けに導入した”コミュニティ型の学習支援プラットフォーム”をご紹介いただき、新時代に必要とされる若手育成支援のあり方について考えました。
また、識者ゲストとして「ゆるい職場」の著者であり、若年人材研究を専門とされているリクルートワークス研究所　主任研究員の古屋星斗さんをお招きして、当テーマの実態や課題についてデータを用いて解説していただきました。

企業領域のキャリア支援者のみならず、教育分野をはじめ多方面のキャリア支援者にご覧いただきたい内容です。

ウェビナー受講者の声

• 変わったのは若手ではなく職場環境である。会社のことが好きになっているけど、離職が増えている状況。「最近の若手は大人しいね」といっている年配層と「ここでは自由に学んでいいよ」が欲しい若手層。若手がイキイキしていいんだ、と思える場所づくりが自主的に学ぶことを促進した。旭化成さんの事例を聞いているだけでワクワクしました。
• 古屋さんによる若年キャリア、ゆるい職場の解説に、とても頷きました。また、旭化成人事部の三木さん、梅崎さんがお話してくださった施策、新卒学部の内容にとても興味を惹かれました。成長意識と所属意識をどのように醸成するか、素晴らしい取組みと挑戦だと思います。日々、大学生の就職相談にのっていますが、本日お伺いしたことを学生へのアドバイスにも反映していきたいと思います。
• 若年層のキャリア不安に対して、会社や組織が目を背けるのではなく、それと本気で向き合って、寄り添ってキャリア自律を支援していくことの重要性を改めて感じました。垂直的関係だけでなく、横の関係で育てていく、そのために勇気をもって任せてみるという観点がまだまだ古い組織で足りていないことが改めて感じましたので、現在の組織で新たな取り組みを考えていく際の参考にさせていただきます。

概要

• 規約

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