国家資格キャリアコンサルタント更新講習・GCDF-Japan継続学習

• 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 所長
  古野庸一氏
• 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所
  主任研究員
  藤澤理恵氏

この数年、多くの企業においてキャリア自律促進に向けた取り組みが加速しています。
ジョブ型雇用、社内公募、１オン１面談といった様々な施策が展開されています。 キャリア自律に取り組む企業が増える一方で、「個人のキャリア充実と組織成長の実現」といった成果につながっているケースがさほど多くない印象があるのも事実です。 キャリアコンサルタントの皆様からも、支援している組織においてキャリア自律がなかなか進まないジレンマの声を多くいただいております。
このように新人事制度・施策が増えているのにキャリア自律が促進されていないとしたら何が原因なのでしょうか？
今回は組織におけるキャリア自律について多くの研究をされている、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ　組織行動研究所所長の古野庸一氏と、主任研究員で「ジョブ・クラフティング」「越境学習」の第一人者である藤澤理恵氏をお招きして、キャリア自律が進まないメカニズムや対応のヒントについて学びを深めたいと思います。

ウェビナー受講者の声

• 日本は日々忙殺されている、社会が疲れ切っているという言葉が似合う国だと思います。「自分は意味のある仕事をやっている」ということを忘れがちな多くの方々に、キャリアコンサルタントとして、きちんと言葉にして、フィードバックしてあげたいと思いました。自分らしく伸び伸び働き、仕事を通じ幸福を感じられるような人を増やしたいと思いました。また、キャリアの手作り（キャリアクラフティング）については難しく考えすぎずに小さな壁を一歩ずつ越えるだけでも良しとしながら自分を自律させていくことが大事なのではないかと思いました。非常に学びの大きい1時間半でした。誠にありがとうございました。
• キャリア自律が進まない原因を個人と組織の面から言語化してもらうことで、様々な視点を持つことができました。自己理解と未来展望の職務再設計するためにキャリアコンサルタントの役割がますます高まっていることも実感しました。自分の人生をストーリーで語れるよう支援することがキャリア自律支援の根幹、という言葉に共感しました。
• キャリア自律が進まない要因がクリアに理解できました。
• 「キャリア自律は転職を推進するものではなく、組織へのコミットを強めるもの」あらためて認識することができました。
• 「日常の経験がキャリア自律促進の資源になっている」というポイントはおもしろく、今後一人一人を支援するのにあたり、参考になった。日常の経験が資源になるのであるのであれば、シンプルな業務の”振り返り”や”深掘り”をすることでもキャリア支援に繋がるように思う。ただ、企業の人事担当者や管理者がキャリアの自律という意味や有効性を理解しなければ進まないと思った。現状ではまたそれを学ぶ機会も少ないと思う。キャリア自律とセットで行わなければいけないのは、給与制度や就業規則設計だと思う。ジョブクラフティングや越境もそうだが、多様な状況を受け入れるのであれば、離職への危惧にも制度設計はセットだと思う。
• 古野さんの「将来展望があると、キャリア自律は進むが、ストレスに感じてる人がいることも忘れてはいけない」や藤澤さんが研究されておられる「越境やジョブクラフティング」を改めて学べたことが印象に残りました。ありがとうございました。
• 持続可能なキャリアというように日々キャリアの考え方も進歩していることを知り、有資格者として、よりキャリアについて学ばないといけないと感じたとともに、仕事経験からの学びをキャリア自律に繋げるためには、キャリアカウンセラーがしっかりと現場に入り込んでいく必要性を改めて実感しました。

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